さくたろ雑記

ゲーム・映画・ライブ

【WUG】さようならのパレードの感想と、ワグナーへ

2019年3月8日
f:id:sakunationninth:20190311201613j:plain
解散した

WUGが解散した

と、それっぽく書いてみるけど、実は案外平気だ。
多分、WUGの「完成」を感じてしまったから、受け入れてしまったんだと思う。

<仙台公演>
2019年2月24日
フィナルツアー仙台公演2日目、魂が震えるほどの完成度だった。
声の中で唸り吠えるような、「歌」を凌駕して、会場全体が感情の渦となったような公演だった。
あの「HOME」という名を冠されたツアーは、正しく名の通りであり、「WUGによる、WUGを愛する人のためのライブ」だった。
2階席から見ていると、Polarisでアリーナはほぼ全員肩組みをしていたのではないか。
吉岡さんソロパートの色変えや、ハートライン落ちサビの名前呼び、謎のクソコール。

昼公演、左右に棒振り、後ろに厄介、前にそれらのハイブリッド。というWUG現場のオタクを凝縮したような座席で、本当に楽しかった。

これまでのライブの集大成というのは演者側もそうだが、ファン側の集大成でもあった。

この公演でWUGを終わりにしてくれても構わない。
正直、そう思うくらいだった。

元々SSAは計画になかったらしい、(ソースは仙台初日の奥野香耶さんのMC)
正直「余計なことしやがって」と思った。
仙台という地で終わるべきだろうと思った。

SSA・開演前>
気持ちが不安定だったのが開演前だった。
たいして吸わないタバコもいっぱい吸ってしまった。

連番者に会っても、WUG以外の会話をして気を紛らわせていた。
てんやの上天丼、舌が火傷したようで、味がわからなかった。

一番気持ちが揺れたのは、もうひとりの連番者と合流した時だった。
彼は俺をWUGに連れて行ってくれて、何度もWUGで連番した人だった。

彼と一緒に初めて連番した時に見たステージの景色、3rdツアー仙台で一緒に勾当台公園のお祭りで飲んで食った思い出、帰りの新幹線で食べた牛タン弁当。WUGフェスの帰りに食べたラーメン。俺が財布を失くしかけた4th東京、なんだかんだ誘ったら来てくれたいろんなライブ。

様々な思い出が、走馬灯のように瞼の裏に浮かんできて、気を抜くと涙が零れそうになってた。
そして3月8日、本当の最後。仕事早退してまで来てくれてありがとう。
最初と最後、あなたと連番できて良かった。

恋文のようになってきたので軌道修正する。

SSA・入場->
この日は風が強かった。
3月とは言え、まだまだ寒いので、もう入場することにした。

212扉なので入場してから少し歩くことになる。
すると数えきれない程のフラワースタンド
企業、個人からも総数260を超えるらしい。
これが彼女たちの6年なんだな、と思う。

座席に着く。
埋まってる。
アニサマモードではないにしても、「WUG」のためにこの人達は来たのかと思うと、信じられなかった。
多分オープニングアクト星野源が来て、みんなそれが終わると帰るよ、と思ってた。

SSA
始まったら楽しかった。
開演前は、スターウォーズEP4のゴミ処理場にいる気分だったのに、壁は左右にスッと戻っていき、身体が重力から解放され、曲に合わせて身体が勝手に動いた。

全曲振り返るのも長ったらしいので、斜に構えた要だけピックアップする。

永野愛理のソロパート。
仕上がってた。
気を抜いてたので、泣いてしまった。

  • ゆき模様 恋のもよう

舞台で産まれた曲だ。
舞台によって、また新しい「始まりの曲」が産まれたのか、と4thで思った。

  • 言の葉青葉

ことばには できない
ただずっと 一緒にいよう

一番デカイ声と変なポーズが出た
ギュヒェヨーーーって叫んでたと思う
個人的には「WOO YEAH!」は初めての単独で聞いたので思い入れがある。
曲に、というか、隣の高木美佑推しが気持ち悪かったのをよく覚えてた。

ここに来て、身体を動かすのを我慢した。
BtBはどうしても身体が動いてしまってステージを見ることができない病気だったから、多分初めてちゃんとステージを見た。
美しかった。身体が動いた。

  • 土曜日のフライト

忘れないで でも上手に忘れて
悔しい怖い泣きたい もうそのレベルじゃない

  • さようならのパレード

それは 強い鼓動と
鳴り止まない 命の音
あなたのリズムが 聞こえてくる

  • TUNAGO

ひとつひとつ積み重ねた
努力に今 胸を張って

ッカァ--------
楽しかった---------

手紙はお気持ち表明になったけど
(一番心に刺さったのは高木美佑の「WUGを見つけてくれてありがとう」)


<終演後>
楽しかった
から、まだ実感してないんだと思う。

ステージパフォーマンスも、セットリストも、連番者も、妥協しなかった。
から、悔いがない。
そう言い聞かせてるだけかもしれないけど、やりきったと思う。

感動したのが、前と通路挟んで左の方が、初めてのWUGだったっぽいんだけど、最後の方には、めちゃくちゃ高くライトを振り上げてくれてたり、特定の曲のイントロで飛び跳ねてたり、これがWUGのまだ見ぬ「可能性」なんだな、と思った。

WUGが解散したところで、WUGの曲が消えるわけでもなく、WUGの6年間は、歴史に刻まれて、後世に語り継がれるだろう。

最後に
関わってくれたワグナーさんへ

多分俺はワグナーの中では「悪い人」の部類に入ると思います。
それでも俺を飲みに誘ってくれたり、一緒に観光してくれたり、連番してくれたり。
また、今ではWUGから離れていってしまった人、俺が誘ってハマってくれた人も。
本当に感謝しています。

生憎、温泉娘等、ワグナーさんが流れていったコンテンツには流れそうもないので、関わりは少なくなってしまうでしょう。
でも、君らと一緒にWUGを応援したことは、俺にとって大事な思い出です。
俺を、ワグナーの輪に加えてくれて、ありがつとう。

2019年3月11日
岡野 朔太郎