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龍が如く7 光と闇の行方 TGS2019試遊レポート 「龍が如くの新しい入り口として最適」

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私は龍が如くseriesを1・2しかまともにプレイしていない。戦闘が単調に思えてしまい、雑魚戦が苦痛に感じてしまうからだ。今回は戦闘システムが一新されたということで、試遊してきた。

 

新要素体験版、ストーリー体験版、と複数の選択が可能だったが、私はストーリー体験版を選んだ

ストーリー体験版では、春日一番と仲間2人のいわゆる「パーティ」で行動することとなる
この時点でシリーズファンとしては新しく感じるのではないだろう

まず、道端にバットが刺さっていて、仲間は抜けないが、春日だけ抜くことができるという謎展開に驚かされる。
春日はそれを、まるで聖剣のようと例え、その時点で「勇者」というジョブになり、抜いたバットはそのまま春日の武器となった。
ドラクエというワードも春日が実際に口にする。

ちなみに、他の仲間は
ホームレスっぽい人はビニール傘、
元警官は拳を武器とするキャラクターだった
ホームレスは鳩の餌を撒いて攻撃させたり、クサイ息で状態異常っぽい攻撃をしたりする。
元警官は拳や体術を駆使した攻撃が特徴的だ。
さしずめ召喚士とモンクといったところだろう。

次は戦闘のお話だ。
戦闘に入る時、ドラクエチックな敵を中心とした画面ぐるぐる系のエフェクトがかかるのが面白い。

技のなまえも「ギガ~~」だったり、「臭い息」だったり、RPGをかなり意識したものになっている。

戦闘中、直接キャラクターを操作して移動することも可能だ。
むしろ、街中のアイテム(看板や自転車)を武器にするには近づかないといけない。
多少テクニカルな操作を要求され、「自分カッコよく操作してるぜ感」が全体的なバトルプレイフィールを良くしていると思う。

また、範囲攻撃は効果的な位置まで行って打つといった簡単な戦略性も生まれている

決してとても激しい操作が要求されるわけではない。
基本はターンベースで落ち着いて遊べる印象だ。
無駄にボタンを連打させる過去作よりも、よほどプレイしやすいのではないだろうか。

また、シリーズの醍醐味である「街」には拾えきれないほどのサブクエストが配置されている。

風俗の前で粉ミルクをカツアゲされているリーマンと助けると、結果的にオムツを履いたヤクザと戦うことになったり、ゴミ屋敷があったりと、相変わらず多種多様だ。

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ストーリー的にハローワークに行くことになったのだが、真面目で静かな公共の空間に赤スーツで立つ姿や、そこでは礼儀正しくお辞儀をしたりと、アンバランス感も絶妙で面白い。

個人的にはかなり遊びやすく、遊びやすい印象を受けた。
春日一番というキャラも親しみやすい。
龍が如くも、7作品もあり、シリーズへの入りにくさは否めなくなっている(例えリメイクが出ているとしてもだ)そんなシリーズの入り口として、最適なことは間違いないだろう。

桐生一馬の物語もひと段落し、龍が如く7はRPG(ドラクエ)というエッセンスが混じった、日本らしい、新しい門出に相応しい革新と、キャラクターなのではないだろうか。

光と闇の行方はどうなるかわからないが。

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筆者:岡野